- 開催日時-2020年8月1日(土) 9:00-17:50
- 開催場所-Zoomによるオンライン開催
- 勉強会参加者合計-43名+α
- 参加者ー32名+α(接続数32、16チーム)
- 関西・北陸地区実行委員-11名
実施内容
Zoomによるオンライン開催で、関西・北陸地区独自勉強会ZEROを開催しました。
独自勉強会ZEROではモデリング基礎のセミナーを中心に実施しました。
若手・モデリング初心者に役立っていれば幸いです。
集まって参加されたチームもあり、接続数以上の方に参加いただけていたようです。
また、モデル相談所・要素相談所も併設し、5チームより相談がありました。
参加者のみなさま、お疲れ様でした。
9:00~9:10
オープニング
岩橋 正美氏(ETロボコン関西・北陸地区実行委員)
オープニングとして、スケジュールの説明と実行委員の挨拶を行いました。
9:10~10:30
分析モデル事例紹介
城所 正博氏(ETロボコン関西・北陸地区実行委員)
ETロボコンに限定することなく、組込みソフトウェア開発におけるモデリングの意義と分析モデルの事例を紹介しました。
実際の商品や身近なサービスについて、順を追って分析を行う流れを解説いただき、実践的でためになる内容でした。
クラス図作成後にシーケンス図を書く事で振る舞いを明確にすると共にクラス図の検証が出来るといったコツなども役に立つのではないでしょうか。
10:50~12:20
オブジェクト指向の基礎 ~概念や用語を知ろう~
松尾 圭浩氏(ETロボコン関西・北陸地区実行委員)
分析・設計モデルを作成するために必要となるオブジェクト指向の考え方について説明しました。
1回説明を聞いただけでは理解しづらい概念もあったかと思いますので、理解しづらい点などはご自身でも勉強してみて下さい。
また、次回独自勉強会ONEでの個別セッションや懇親会などでの質問も歓迎します。
13:20~14:50
モデルからコードへ ~コーディングの基礎~
野口 貴弘氏(ETロボコン関西・北陸地区実行委員)
UMLで記述されたモデルをC++コードへ変換するためのコーディング基礎技術と変換作法について紹介しました。
併せて、より実践的な、読みやすいソースコードを書くためのテクニックにも触れました。
モデルが十分に出来ているならば容易にコーディングが出来る事を理解いただけたのではないかと思います。
※ソースコードは、ETロボコンで使用率の高いC++を用いました。
15:00~16:30
モデリングの基礎 ~ソフトウェアの可視化の方法~
岩橋 正美氏(ETロボコン関西・北陸地区実行委員)
要求をどのように分解整理すると理解しやすくなるのか、抽象化とは何か、ソフトウェアの開発工程含めて、整理する技術、定義する技術、変換する技術について紹介しました。
また、物体の認識するための、その役割や価値の重要性を、人間の認識能力の実験で体感しました。
この実験を通じて、オブジェクト指向の考え方を説明しました。
要素・モデル相談
計5チームから申し込みがあり、実行委員と熱いディスカッションを交わしていました。
構造の相談からモデルの書き方の相談まで内容は様々でしたが、皆さんの思いが伝わってきました。
ここからブラッシュアップされたものを独自勉強会ONEや最終提出物として見る時が楽しみです。