ETロボコン概 要
ETロボコン概要
1)目的
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技術教育機会の提供。
5年後、15年後に世界をリードするエンジニアの育成を目指し、若手、初級エンジニア、および中級エンジニア向けに、分析・設計モデリング開発、製品サービスの企画開発にチャレンジする機会を提供する。
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2) 競技内容
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2部門3クラスあります。参加チームはいずれかのクラスに参加します。 |

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■デベロッパー部門
走行体(ロボット、ハードウェア)はワンメイク(市販キットを使った規定のもの)、バッテリーも同じものを使い、ソフトウェアの違いだけによる競技です。指定されたコース、課題を、走行体が速く正確に走行するシステムを開発します。開発にあたっては、UML等で記述されたシステムの分析・設計モデルを提出します。この分析・設計モデルの内容審査と、走行競技結果が総合評価されます。
プライマリークラスとアドバンストクラスがあります。
【デベロッパー部門 プライマリークラス】
入門者、初級者向け。技術の基礎を学びチャレンジする機会を提供します。競技、コースの難易度が低いクラスです。
一度プライマリークラスに参加したら、翌年以降は、アドバンストクラスまたはガレッジニア部門にチャレンジして下さい。
【デベロッパー部門 アドバンストクラス】
プライマリークラスの経験者および応用学習者向け。技術を応用できるスキルを磨く機会を提供します。競技、コースの難易度が高いクラスです。競技の仕様変更にも対応します。
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[1] |
競技内容、審査項目等については、別途実行委員会から呈示される競技規約、審査基準をご参照ください。 |
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[2] |
参加に必要な機材(走行体、開発用コンピュータ 等)およびモデリング用ソフトウェア等は、参加チームにて準備してください。競技会本番時の走行体バッテリー(乾電池)は運営事務局より配布します。
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[3] |
モデル審査と競技の両方への参加が必須です。競技規約、審査基準にあるものを満たしてください。競技のみ、または、モデル審査のみの参加はできません。
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■ガレッジニア部門
「新しいものを生み出すことの出来る次世代の技術者育成」を目指したチャレンジ機会を提供します。テクノロジーをベースに「新しい」「わくわくする」ものを作り、発表してください。審査項目は、発表内容、それを実現するための技術です。
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[1] |
競技内容、審査項目等については、別途実行委員会から呈示される競技規約、審査基準をご参照ください。 |
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3) 教育と交流にフォーカスした運営
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(1) |
技術教育
■全国共通教育:
各地区にて参加者向けに技術研修会を実施します。制御要素技術、モデリング基礎の教育あわせて2回 実施。参加可能人数は、各チームから最大2名(1名は参加費内、追加研修費により1名追加)です。参加は任意です。
■各地区独自教育:
地区毎にテーマが設定され、技術教育が実施されることがあります。参加は任意です。
テーマ例:過去モデル事例研究、リアルタイムOS、オブジェクト指向 等
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(2) |
試走会
コンテスト前に、本番コースによる試走機会を提供します。試走コースを使った実走テストの場で、チューニングのヒントなどをつかんでいただくことができます。参加は任意です。
■全国共通試走:
各地区にて本番コースによる試走を2回実施。
■地区独自試走会:
地区毎に、試走会が追加実施されることがあります。
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(3) |
モデルの共有
参加者がその後の教育に生かすことのできる素材として、全出場チームのコンセプトシート、モデル、企画書を収めた電子媒体を、コンテスト後に全ての出場チームに配布します。(ただし、モデル未提出チームには配布しません。)
参加チームのモデルに対して、審査員による評価コメントが付けられます。
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(4) |
大会
ETロボコンの地区大会、チャンピオンシップ大会は3つのイベントで構成されます。
[1]競技会
デベロッパー部門の走行競技、ガレッジニア部門のパフォーマンス実施をする場です。
[2]懇親会
参加者、実行委員、協力団体・スポンサー等、関係者全員での交流会です。ETロボコンは企業、学生、教育者が同じテーマで議論、交流できる貴重な場です。ここから仕事、業務連携、共同研究、入社、広報等あらゆるつながりが生まれています。
「懇親会 重要!」です。
[3]モデリング・ワークショップ
審査員による、モデル審査内容および走行結果等からの分析、傾向、特筆事項等、今後の組込みモデリングの方向性を見いだすワークショップを開催します。システム開発技術力向上を目指し、審査員と参加者がともに議論します。
また、個別テーマによるミニ・ワークショップやチームごとに審査員にモデリング内容を相談する場も設けられます。
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(5) |
参加者同士の意見交換
ETロボコンでは参加者、実行委員全てが参加するメーリングリストが用意されます。このメーリングリストは様々な意見交換、技術交流の場としても活用されます。
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4) コンテスト方式
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[1] |
北海道、東北、北関東、東京、南関東、東海、北陸、関西、中四国、九州北、九州南、沖縄の12地区大会を実施します。全ての参加チームはいずれかの地区大会に参加します。
(一つのチームが複数地区への参加はできません)
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[2] |
各地区大会より選抜された参加チームにて、チャンピオンシップ大会を行います。
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5) 表彰
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各地区大会、チャンピオンシップ大会とも、各部門での上位チームおよび実行委員会が特に認めるチームを表彰します。
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6) ソフトウェアにフォーカスした内容(デベロッパー部門)
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ソフトウェアの優劣を競うコンテストとするため、ハードウェアは市販キットを使った規定のものとし、バッテリーも規定のものを使用します。
同一のハードウェアを使用し、ソフトウェアによるその制御結果を競います。
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7) スケジュール
8) 参加資格、参加費 他
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(1) |
参加資格: |
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高校生以上。エンジニア及び大学生、高専生、専門学生を主な対象としています。組込みソフトウェア開発および同技術教育に興味を持っている方で、他の競技者との意見交換、情報交換が可能であること。ただし、未成年の場合に は保護者または成年責任者による参加同意と付き添いが必要です。参加はチームでも個人でも可としますが、2人以上のチームでの参加を推奨します。
(個人1名での参加は競技部門(試走会や本番における準備と走行)での参加負担大きく、途中棄権が多い過去事例からも推奨いたしません)
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(2) |
想定参加者: |
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・企業におけるソフトウェア開発技術教育としての参加
・ソフトウェアエンジニア個人またはエンジニア同士での技術力向上へのチャレンジ
・大学におけるソフトウェア・エンジニアリング教育としての参加
・高校、高専、専門学校等における、コンピュータ、ソフトウェア技術教育としての参加
・ETロボコンの実践により人材育成を推進しようとする行政、公共団体。
・参加実践をETロボコンの取材機会とするメディア
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(3) |
参加費:
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参加カテゴリ |
参加チームの所属 |
参加費 (デベロッパー部門) |
参加費 (ガレッジニア部門) |
企業 |
企業 |
108,000円(税込み) |
54,000円(税込み) |
大学 |
大学・大学院 |
43,200円(税込み) |
21,600円(税込み) |
短大 |
短期大学 |
3年制以上の学科 |
43,200円(税込み) |
21,600円(税込み) |
2年制までの学科 |
21,600円(税込み) |
10,800円(税込み) |
専門 |
専門学校 |
3年制以上の学科 |
43,200円(税込み) |
21,600円(税込み) |
2年制までの学科 |
21,600円(税込み) |
10,800円(税込み) |
高専 |
高等専門学校 |
専攻科 |
43,200円(税込み) |
21,600円(税込み) |
本科 |
21,600円(税込み) |
10,800円(税込み) |
高校 |
高校 |
21,600円(税込み) |
10,800円(税込み) |
個人 |
個人 |
43,200円(税込み) |
21,600円(税込み) |
特別 |
協力していただける行政機関、
メディア |
無料 |
無料 |
※消費税は8%を適用します。
※技術教育への1名/チームの参加費を含みます。
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(4) |
技術教育追加費: |
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参加費には、技術教育(教育1回、モデリング基礎教育1回)への1名/チームの参加費を含みます。技術教育にさらに1名/チームの追加参加を希望するチームは、参加費とは別に以下の技術教育追加費が必要です。追加参加は各チーム最大1名です。
参加カテゴリ |
参加チーム |
参加登録料 |
企業 |
企業 |
10,800円(税込み) |
大学 |
大学・大学院 |
5,400円(税込み) |
短大 |
短期大学 |
3年制以上の学科 |
5,400円(税込み) |
2年制までの学科 |
5,400円(税込み) |
専門 |
専門学校 |
3年制以上の学科 |
5,400円(税込み) |
2年制までの学科 |
5,400円(税込み) |
高専 |
高等専門学校 |
専攻科 |
5,400円(税込み) |
本科 |
5,400円(税込み) |
高校 |
高校 |
5,400円(税込み) |
個人 |
個人 |
5,400円(税込み) |
特別 |
ETロボコンに協力していただける行政機関、メディア |
無料 |
※消費税は8%を適用します。
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(5) |
その他必要となる費用 |
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参加に必要な機材は全て参加チームにて準備してください。
競技会本番で使用する乾電池(オフィシャル・バッテリー)のみ実行委員会で提供します。
[1]見込まれる主な経費:
・開発用コンピュータ(通常はパソコン)、開発用ソフトウェア
・走行体、バッテリー(乾電池)
・実験やテストに必要な機材、会場
・モデル提出に必要なソフトウェア、資材
・ガレッジニア部門企画開発に必要な機材
・参加のための旅費、宿泊費、食費 等
[2]実行委員会が販売する資材(予定): ※購入は任意
・レプリカコース(本番と同じサイズ・レイアウト、生地は相違する) *15万円程度予定。
・難所セット(本番と同じ形状) *1-2万円程度予定。
・オフィシャルバッテリー(乾電池) ロット単位
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9) 運営組織
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主催:
一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)
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特別協力:
NPO法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)
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後援:
独立行政法人 情報処理推進機構
国立高等専門学校機構
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地区特別協力/開催協力:
各企業、団体、学校、行政機関等、多くのみなさまにご協力いただいております。
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企画運営:
ETロボコン実行委員会
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地区大会運営:
ETロボコン北海道地区実行委員会、ETロボコン東北地区実行委員会、
ETロボコン北関東地区実行委員会、ETロボコン東京地区実行委員会、
ETロボコン南関東地区実行委員会、ETロボコン東海地区実行委員会、
ETロボコン北陸地区実行委員会、ETロボコン関西地区実行委員会、
ETロボコン中四国地区実行委員会、ETロボコン九州北地区実行委員会、
ETロボコン九州南地区実行委員会、ETロボコン沖縄地区実行委員会
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